・コーヒー豆の焙煎に興味がある。
・コスパよく本格的な焙煎をしたい。
・ゆくゆくはコーヒー豆の販売をしてみたい。
そう感じている方もいると思います。
当記事では、ぼくが最近購入した手回し焙煎機「ユニオン サンプルロースター」をご紹介。徹底的にレビューします。
アイテムのデザインや特徴。メリット・デメリットも合わせて解説しますので、是非参考にしていただけると嬉しいです。
サンプルロースターの基本情報・概要

サイズ:幅480 × 奥行き250 × 高さ200(mm)
重量 :0.81kg
容量 :450g(生豆最大投入量)
付属品:テストスプーン(煎り加減確認用)、ジョウゴ(生豆投入用)
サンプルロースターの焙煎手順【5ステップ】

短い時間でコーヒー豆が焼き上がるように、あらかじめ釜内の温度を上げておきます。
180〜200度くらいまで温度を上昇させれば良いでしょう。

付属品のじょうごを使用して、生豆を投入します。

生豆を投入すると釜内の温度は下がるので、下がり切るまでは強火で加熱します。
温度が折り返した段階で火を少し弱め、1ハゼ到達時点でさらに火を弱めます。
豆を取り出すまで、ハンドルを頑張って回し続けてください。

大まかに分類すると、1ハゼの始まり〜ピークが浅煎り、1ハゼ終わり〜2ハゼ始まりが中煎り、2ハゼ〜が深煎りとなります。
自分の好みの焙煎度になるように、タイミングを狙って取り出してください。

付属のザルなどに豆を取り出したら、うちわやドライヤーの冷風を当てて冷まします。
豆を釜から取り出した後でも余熱で焙煎度が進んでしまうため、なるべく早く冷ましてあげることが重要です。
実際に使った感想【メリット・デメリット】
実際に使ってみたからこそ分かった、「ユニオン サンプルロースター」のメリット・デメリットを正直にレビューします。
使ってみて良かった点
はじめに、実際に使って良かった点をまとめます。
・美味しいコーヒー豆が自分で焼ける
・1度で焼ける量が多い
・メンテナンスが楽
・カセットコンロで焙煎が可能
美味しいコーヒー豆が自分で焼ける

これまでお店で購入していたコーヒー豆が、自分の手で焼けるようになる体験は驚きでした。
焼き始めて数回は、あんまり美味しくないと感じることもありますが、何度か焼いていると自分好みの味に焙煎することができるようになりました。
焼く時間や火加減の調整によって、自分好みの味に近づけることが可能。試行錯誤している時間も楽しいです。
1度で焼ける量が多い

サンプルロースターは、1度に最大で450gの生豆を焙煎することができます。
一般的な手回し焙煎機は最大量250g程度のものが多く、比較すると倍程度の量を1度に焙煎することが可能です。
こまめに焙煎する必要がなく、将来的には焙煎豆を販売したいと考えている方にとっても、焼く量が多いことは大きなメリット。
メンテナンスが楽
サンプルロースターの分解は、内部のナットを1つ外すだけで簡単にできます。
分解し、それぞれのパーツに付着しているチャフや豆を取り除けば、清掃は完了です。
ナットを外すためにはレンチが必要で、それは自分で準備する必要があります。17mmのTレンチを購入すれば問題なく使用できます。
カセットコンロで焙煎が可能

サンプルロースターはカセットコンロで焙煎ができるので、気軽に持ち運べるところがメリット。
コンロ下でも、お庭でも、秘密基地でも。排気の問題さえクリアできれば、どこでも焙煎することが可能です。
焙煎機というと、大きくて高重量だったり、電源が必要になったりと手軽に移動できないものが多い傾向にあります。
どこでも使用可能は、それだけで価値があるものです。
使ってみて気になった点
次に、実際に使って気になった点になります。
・深煎り豆は焼きづらい
・腕が疲れる
深煎り豆は焼きづらい

焙煎した豆を冷ます際に、とんでもない量の煙が発生します。
煙の量は焙煎度を深めるほど多くなり、以前ぼくが焙煎したときには部屋の火災報知器が鳴るほどの煙が発生しました。
また、サンプルロースターには排気機構がないため、深煎りまで焙煎してしまうとスモーキーな味わいのコーヒー豆に仕上がります。
サンプルロースターは浅煎り〜中深煎りの焙煎度がおすすめなので、深煎り〜の焙煎度が好みの方にはおすすめできないと思います。
腕が疲れる

ハンドルを手で回しながら焙煎をするので、シンプルに腕が疲れます。
時間を測り、温度を確認し、ハンドルを回すので、焙煎作業は想像以上に忙しいです。
たくさんの量を焙煎したいという方であれば、腕の疲労に耐えながら手で回し続けるか、電動の焙煎機を導入する必要があります。
サンプルロースターがもっと便利になるアイテム【3つ】
サンプルロースターを使用するにあたって、あると便利なアイテムをご紹介します。
ぼくが実際に使っているアイテムなので、参考にしてみてください。
カセットコンロ「イワタニ カセットフー Bo-」
家にあるキッチンに付いているコンロは、安全機能が働いてしまうことで、一定の火力を保ち続けることができない場合が多いです。
そんな時はカセットコンロで焙煎をする必要があります。
数あるカセットコンロの中でも、ぼくが使っているのは「イワタニ カセットフー Bo‐」。
最大の特徴は、火力の強さです。
一般的なカセットコンロよりも高火力なので、コーヒー豆の焙煎も強火・短時間で仕上げることができます。
焙煎の幅が広げられるため、高火力が出力できるカセットコンロがおすすめです。
山崎実業「ガスコンロカバー ワイド」
焙煎をすると大量の煙が発生するので、家の中で焙煎をする場合は換気扇の下で行う必要があります。
この希望を叶えてくれるアイテムが、「山崎実業 ガスコンロカバーワイド」。
これ1つでコンロ上を全てカバーすることができ、コンロの上を活用することが可能になります。
焙煎の準備や片付けがとても楽です。
サーモプロ「料理用温度計」
美味しいコーヒー豆を焙煎するためには、サンプルロースター内の温度を計測しながら焙煎を行う必要があります。
そこでおすすめの温度計が、「サーモプロ 料理用温度計」。
250℃程度の高温も計測可能で、焙煎の温度計として十分な機能を持っています。
価格面も控えめで、コスパに優れているアイテムです。
その他焙煎機との比較
「ユニオン サンプルロースター」を他社の焙煎機と比較しました。
| 商品名称 | 商品画像 | サイズ | 重量 | 生豆最大容量 | 焙煎方法 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ユニオン サンプルロースター | ![]() | 幅480 × 奥行き250 × 高さ200(mm) | 810g | 450g | 直火:ガスコンロ、家庭用カセットコンロ | 68,299円(税込) |
| 珈琲考具 回転式ロースター | ![]() | 幅24.5×奥行12×高さ17cm | 680g | 150g | 直火:ガスコンロ、家庭用カセットコンロ | 19,800円(税込) |
| HARIO コーヒーロースター・レトロ | ![]() | 幅264×奥行139×高190mm 口径100mm | 約1700g | 50g | アルコールランプ | 25,850円(税込) |
| Gene Cafe (ジェネカフェ) Home Roaster | ![]() | W490×H229×D243mm | 約5.5kg | 250g | AC100V / 1300W | 83,600円(税込) |
【まとめ】ユニオン サンプルロースターはこんな方におすすめ

今回は、ぼくが最近購入した「ユニオン サンプルロースター」について解説しました。
ユニオン サンプルロースターはこんな方におすすめです。
・本格的な焙煎に興味がある
・10万円以上の焙煎機には手が出せない
・ゆくゆくはコーヒー豆を販売してみたい
手軽に始められて、かつ本格的な焙煎体験ができるユニオンサンプルロースターは、ぼくのコーヒーライフを大きく変えてくれました。
決して安い買い物ではないですが、「コーヒーが趣味になる」「焙煎技術を習得できる」といった意味で価値のあるアイテムです。
理想の一杯を自分の手で焼き上げる楽しさを体感してみてください。
気になった方は是非。






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