・インダストリアルインテリアはなんだか難しそう。
・手軽におしゃれな部屋が作りたい。
そう感じてる方も多いと思います。インダストリアルインテリアを簡単に作るコツはあるのでしょうか。
当記事では、インダストリアルテイストな部屋の作り方を初級者・中級者と上級者に分けて解説しています。
これを見れば、インテリアを作る上で押さえるべきポイントが分かります。ポイントを実践すれば、部屋づくりで失敗する可能性が下がるでしょう。
インダストリアルインテリアを作る上で重要なのが、「失敗しない」ことです。
インダストリアルインテリアってなに?
はじめに前提を揃えておきます。インダストリアルとは、「工業の」「産業の」といった意味を持つ英単語です。
工業製品のように派手な装飾が少なく、無機質な印象の家具を並べることでインダストリアルインテリアは作れます。
無駄を削ぎ落とした「無骨さ」「シンプルさ」「無機質さ」が魅力なインテリアスタイルです。
インダストリアルインテリアの要素
インダストリアルインテリアで主に使われる素材や色味は以下の通りになります。インテリアの基本的なベースを作る構成要素となるのが「素材と色味」です。
「木材」「コンクリート」「アイアン」「レザー」「レンガ」「ステンレス」
工業的な素材がやはり多く、これらの素材を選ぶことで部屋の印象を引き締め、「無骨さ」「スタイリッシュさ」を演出できます。
アンティークなデザインの家具もインテリアの雰囲気にピッタリです。
ベースカラー :「ブラック」「グレー」「ブラウン」「ホワイト」
アクセントカラー:「グリーン」「レッド」「ベージュ」
部屋の大部分を占める色の割合は、ブラックやグレーなど暗めの色味を使うと雰囲気が出ておしゃれになります。
色のアクセントにグリーンやレッドを使ったり、部屋が暗くなりすぎないように「灯り」や「色」を整えたりするのが、個性を出すポイントです。
おしゃれなインダストリアルインテリアを作るコツ【初心者・中級者編】
ここからは、インダストリアルテイストな部屋を簡単に作るためのコツを3つご紹介します。
ワンポイント的なコツになりますので、初心者さんでも手軽に取り入れられますよ。
①:植物で柔らかい印象にする
インダストリアルインテリアを作っていると、「かっこつけている」、「決めすぎている」印象な部屋ができる傾向にあります。
そんな部屋にも観葉植物を置くことで、インダストリアルテイストな男っぽさを中和した部屋にすることができます。
色味的に部屋をグリーンで明るくし、素材的にも柔らかい印象を与えてくれる植物は、インダストリアルインテリアにもってこいです。
②:間接照明を活用する
「ブラック」や「グレー」、「ブラウン」といった色味を多く使うインダストリアルインテリアは、自然と部屋が暗くなってしまいがちです。
そこでおすすめなのが、間接照明を活用し、インテリアに複数の照明を設置することです。
一般的な部屋にはシーリングライトが付いていると思いますが、そのほかにも「デスクライト」や「フロアライト」、「スポットライト」などがあります。
これらの照明を使い、一室多灯にすることで明るさを補い、おしゃれな空間を演出することが可能です。
③:アクセントカラー・アイテムを置く
インテリアにおいて統一感は重要です。色味や素材感を揃えることで、インテリアの統一感を図れます。
しかし、統一感があれば部屋がおしゃれになるかというと、一概にそうではありません。
「殺風景」「個性がない」部屋が出来上がってしまう落とし穴があります。
そこで、アクセントカラーやアイテムを置くことがおすすめ。
例えば、緑色をアクセントカラーとして植物を並べてみたり、赤をアクセントにレンガ素材を取り入れてみたり、といった感じです。
このような色の取り入れ方に「個性」が出て、自分だけの部屋ができる楽しみになります。
おしゃれなインダストリアルインテリアを作るコツ【上級者編】
ここからは上級者編として、取り入れる難易度が高めのコツを2つご紹介。
物理的な面積が広い分、取り入れると部屋の印象をガラッと変えることができますよ。
①:壁紙・フロアタイルを貼る
部屋は、「壁紙は白色」「床はフローリング」が一般的です。壁や床の色面積は、インテリア全体における7割程度を占めています。
そのため壁や床の色を変えることで、一気にインダストリアルテイストな部屋になります。
壁紙を「グレー」にしてインダストリアル感を高めても良し。「グリーン」や「レッド」で部屋にアクセントを加えても良しです。
床色は「グレー」や「ダークウッド」であれば、どんな雰囲気にもマッチするでしょう。
賃貸物件であっても、壁紙・床ともに原状復帰可能なアイテムがあるため、気軽に挑戦できますよ。
②:カーテンをやめてみる
インダストリアルインテリアにおいて、実はカーテンとの相性があまり良くありません。
なぜなら、インダストリアルインテリアは直線的な形状のアイテムが馴染むからです。カーテンは波打ったような湾曲した形をしており、部屋に統一感が出ないことになります。
そこで、おすすめなのがロールスクリーンを活用すること。直線的に窓を覆うことで日差しを遮り、スッキリとした印象を与えることができます。
カーテンレールに設置でき、特別な道具も必要ないので、スタイリッシュな雰囲気の演出にピッタリです。
お金をかけるべきところはココ!
おしゃれなインテリアを作るにあたって、お金をかけるべきポイントは2つあります。
価格的に高ければ良いというものでもありませんが、おしゃれを目指すなら是非抑えておきましょう。
素材に妥協をしない
例えば、天板が木目のテーブル。画像で見ると、似たような形をしたアイテムはピンからキリまで存在します。
その上で大事にしたいのが、素材感です。天板一つとっても、「天然木」や「集成材」、「化粧合板」など様々な種類のものがあります。
素材の良さと価格は比例の関係にあります。「化粧合板」の天板の方が、「天然木」の天板に比べてリーズナブルではありますが、安っぽいテーブルの印象になるでしょう。
おしゃれな雰囲気を作りたいなら少々値が張りますが、素材感に妥協しないことが重要です。
インテリアの主役を作る
部屋を作るにあたり、必要となる家具の数は多いです。その全ての家具に、高いお金を払うことは現実的に厳しいものがあります。
そこでおすすめしたいのが、インテリアの主役となる家具を定めること。主役の家具を優先してお金をかけることで、経済的な問題を解決できます。
毎日使う「ダイニングテーブル」や部屋を彩る「シーリングライト」、仕事で使う「デスク、チェア」など人によって主役は何でも構いません。
インテリアの主役には妥協せずお金を払い、主役を中心にその他のアイテムを取り入れることバランスの取れた部屋が出来上がりますよ。
【まとめ】誰でもおしゃれなインダストリアルインテリアは作れる
インダストリアルテイストな部屋の作り方を初心者〜上級者まで分けて解説しました。当記事で紹介したコツは合わせて5つです。
【初心者・中級者】
①:植物で柔らかい印象に。
②:間接照明を活用する。
③:アクセントカラー・アイテムを置く。
【上級者】
①:壁紙・フロアタイルを貼る。
②:カーテンをやめてみる。
コツを意識するだけで、おしゃれなインダストリアルテイストな部屋を作ることが可能になります。
気に入った家具・アイテムを部屋全体に揃えるのが理想ですが、金銭面から難しい場合もありますよね。そんなときに抑えておきたいことがこの2つ。
・素材に妥協しない
・インテリアの主役をつくる
バランスの取れた、安っぽさがないおしゃれな空間を演出するための簡単な方法です。記事の内容を参考に、自分だけのインテリアを作り上げましょう。
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